新米パパのやれるだけやってみよう!

子育ての疑問やお金に関するコトをブログに残しています!

FP2級(実技:資産設計業務)の効率よい勉強法とは?

2020年1月FP2 級受験してきました。


自己採点では学科・実技(資産設計業務)ともに9割以上とれ、合格していました。

ただし、試験に向けての勉強時間は3か月以上で結構な時間の消費でした。おかげでかなり点数としては取れたわけですが、もう少し効率よく勉強できないかなぁとも思いました。今回、自分なりに試験問題を分析結果し、それを踏まえて効率よく試験を攻略できそうな方法を考えたのでお伝えします!

 

このページでお伝えできること
①独学で行けるのか?
②過去問だけで対応できる?過去問はどれぐらいすればよい?
③参考書買うとすればどれが良い?
④効率よい勉強法とは?
⑤2020年1月、2019年9月試験の分析
⑥テスト(学科)が迫ってきたらすること

 

①独学で対応できるのか?


→十分対応できます。テキストに載っている内容はかなりボリュームがありますが
テキストのすべてを覚える必要がないので大丈夫です。
 問題に出る可能性の高い、必要性の高い所だけ勉強すればよいのです。
 どうしても不安な人はDVDや通信講座もありますが
 個人的には必要ないと思います。

 

②過去問だけで対応できる?過去問はどれぐらいすればよい?


→過去問だけでの対応は正直難しいです。問題集とテキストの参考書が必須です。
過去問は「過去1年分」を解くのがおすすめです。
それ以上前の過去問は、制度が変わっていたり、出題形式が変わっている場合が多いので、
非効率になります。(もちろんやれば点数は上がりますが非効率です)

 

③参考書買うとすればどれが良い?


自分が使っていたのは、ベタですが「みんなが欲しかった」シリーズです。
それの「教科書」と「問題集」を買いました。
それだけで十分だと思います。

 


④効率よい勉強法とは?


目標:7割狙い
1.問題集(学科)を解く→テキストで内容確認(問題に出た関連知識を確認)
問題集(実技)を解く→テキストで内容確認(問題に出た関連知識を確認)
  これを1~2か月で3~4セット

2.直前2w程度で(直前4回分)を解く→テキストで内容確認
※学科・実技試験を1回分解いて答え合わせ、解説確認することで1日とられます。なので、直前2wで最低4日は空けておくこと。

 

周辺知識の確認とは??


例えば、問題集で
「住宅ローン控除」の問題が出た場合、
時間のない人はテキストで「住宅ローン控除」にあたる部分をしっかりと確認しましょう。
時間に余裕がある人はより大きな項目になる「税額控除」の重要部分を確認しておきましょう←本番の問題が過去問から少し選択肢内容を変えられたとしてもある程度対応できるようになりますし、実技で出てくる知識問題対策にもなります。)

なぜ、上記方法で十分なのか
それは出題傾向からわかります。

 

①出題のパターン・出題の範囲はある程度絞られる。


 例えば
 ・所得税における損益通算
 コレほぼ毎回出ます。 ならば、コレをしっかり理解すればいいわけです。

・6つの係数(資本回収係数)
 資産設計業務の実技の際は
 「毎回」「3問(おそらく6点分)」出ます・
 テキストに載っているページ数はせいぜい3~4ページ。
 ここをやらないわけにはいきません。


このように問題を解いていけば分かりますが、テキストに載っている範囲は膨大ですが、出ている範囲や問題の出し方により、覚えるべき範囲は狭まります。FPの試験は6割取ればいいので、頻出する範囲のみ押さえておけば、2級でもしっかり合格できると思います。

それをしっかりと押さえているのが、「問題集」です。しっかり過去問を見ればわかりますが、本当によくできています(笑)。
問題集をといて、テキストでその内容を確認する作業を複数回行うことで、選択肢まで含めてある程度理解できるでしょう。そうすれば5割ぐらいは解けるようになると思います。


②過去問の特徴


過去1年分と過去2年以上で少し傾向が変わります。

例えば・・


過去問1年以内だと・・


2020年1月問題42と、2019年5月の問題41は
問題も選択肢も全く一緒です。違うのは選択肢の順番だけ!
最悪理解していなくても暗記していれば覚えられます(笑)

さすがに、問題も選択肢も全く同じ問題は数としては、ほとんどないですが
選択肢の半分程度が過去問とまるっきり同じ。しかもそこだけ暗記しておけば
問題自体は十分正解できるというケースはまぁまぁあります。

 

過去1年分より前の過去問について・・


頻出範囲は毎回出てきます。過去問を解く量を1年から2年に増やすことでテストの点数を数点あげることは可能です。しかし、過去1年分のように丸々同じ選択肢・問題というのはほとんどありません。暗記では対応できません。やはり理解が必要です。しかも、過去になればなるほど、制度が変わっていくため、間違った知識を覚えてしまう要因にもなります。そして何より効率としては悪くなります。


過去1年以上の問題に関しては、問題集で対応するのがベターです。問題集であれば、「頻出範囲の選定」と「現在の制度に対応した解説」が表記されているので、効率よく過去1年以上前の頻出問題に触れ、正しい知識の習得に努めることができます。

 

過去問1年分を解いて、その問題も選択肢含めてある程度理解できていれば、問題集を全く解かなくても本番でも3割程度はとれると思います。「えっ、全然合格点数まで足りないじゃん」と思われるかもしれませんが、大きいですよ。過去1年分の問題をある程度理解するだけで必要な点数の半分は取れることが濃厚なんですから。しかもそのうちの一部は、問題がそのままでてくるので、理解すらいりませんし。暗記しておけばよい部分もあるので、過去問は「1年分」は解くべきですし、やるなら「直前」にやるのがいいと思います。

 

以上のように
問題集のみで5割、過去問1年分のみで3割ぐらいは解けるようになります
問題集と過去問1年分で7割を狙っていきます。


ここで問題集と過去問のメリット・デメリットをまとめておきます。

f:id:shinmaipapa2020:20200312144348j:plain

 

 


~実技問題について~


実技問題は
やり方は同じです。問題集と過去問1年分。とにかく問題集にせよ過去問にせよ問題のパターンを覚えることが大事です。パターンは決まっています。

結構テストでは既視感を作るということが大事で、「あぁ、これはこのパターンの問題だな」と分かることで、本番で焦る可能性が低くなります。結構実技問題は計算などに時間を食うので時間がありません。パターンを覚えて既視感を作り、問題を見たらすぐに解き始められること。大事です。


それを行えば概ね及第点は目指せます。が、毎回基本知識を問う問題が一部出てきますので要注意です。全くできない問題がしばらく続く場合がありますが気にせずに。(突然知識問題が続くからです。しかもテストごとに出題範囲が変わるため、この勉強法では対応できかねる部分があります)それでも「7割」は十分目指せますので大丈夫です。

 

⑤2020年1月試験、2019年9月試験の分析


では、実際に上記のやり方でどこまで通用したのか確認していきましょう。
※主観的評価で行っている部分がありますのでご了承ください
※各個人の知識の理解度によってももちろん異なりますので、あくまで一つの目安にしてください。

f:id:shinmaipapa2020:20200312144909j:plain


※勉強してある程度理解していれば確実に取れているものを点数としてみなしています。
 (選択肢2つまで絞れたという場合は誤答としています。)
※複数の過去問(1年以内)を把握していることで、問題が解ける場合も点数化しています。
ケアレスミスの可能性、分からない問題がたまたま合う可能性は除外しています
※過去問・問題集で載っていたとしても難しい問題は誤答と想定しています。
(例えば実技の相続税の問題とかね・・)

 

2回分、上記勉強方法で解きましたが
両方とも7割近くは取れています。

 

⑥テスト(学科)が迫ってきたらすること


テストまであと1~2週間。最後の記憶の詰め込み作業。しんどいですよね。一番テスト勉強のストレスがたまる時かと思います。この時期の勉強で点数が結構変わりますよね。

 

そこで一つ試してほしいのが
時間に余裕がない人ほど勇気をもって「捨て範囲」を作る事です。

 

過去問をやっても効果の薄い範囲があります。
それは、毎回大きな出題範囲は変わらないが、細かな部分がコロコロ変わったり問題形式が変わってしまう範囲の事です。
この部分の暗記作業を進めても、それがテストに出る可能性は他の範囲より薄いです。


それをするならその時間を他の頻出範囲の暗記作業に回した方がより点数にはつながりやすいです。


過去問分析を進めていく中で見つけた「捨て範囲」は

 

捨て範囲

f:id:shinmaipapa2020:20200312145248j:plain

です。
本当によく出題内容が変わりますし、テキストにもあまり説明がないです。直前に勉強するには効率が悪いと思いました。


また、よければ参考にしてください。

 

勉強法を色々と紹介してきましたがあくまで独自の方法です。
これを参考にしながら各々のやり方で進めて行ってくださいね。
それでは、皆さんの合格を祈願しております。

.entry-content h3 { padding: 6px 10px; border-left: 8px solid #29b6b7; color: #333; line-height: 1.5; background-color: #f5f5f5; }